もう、夏休み。若い人達は、皆、良い所に行ってしまった。残されたおじさん二人。 どこでも知ってい る、まこっちゃんが、何故か鈴鹿に行った事が無い。 近畿百名山のピークを拾いに、手近かな所へ行く事にした。小山伏も5年ぶりの鈴鹿である。 |
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昨年春、比良山スキー場へテレマークの練習に行ったおり、年季の入った山スキーセットでゴンドラ待 ってるおっちゃんがいました。 「こんなブーツ見たことないワ」 「もうこんなベルトの着いた山スキーブーツはないね」 「僕もいちおうテレマークやねんけど」 「山スキーやったら御池なんかなかなかええで。担いであがらんなんけど」 「ほーほー。いっぺん行ってみよ。ほんで、御池て何?」 「向こうの鈴鹿の山や・・・(~o~)ホヘーッ」 というわけで、この度スキー担いで御池岳に行きました。 東名阪桑名から員弁(いなべ)川沿いに上がっていき、三岐(さんぎ)鉄道終点の西藤原駅へ。 この辺 は静かで山がせまり気持ちのいい所です。その先のR306はコグルミ谷まで除雪されていて、そこか ら先は通行止めです。 すでに車が6〜7台止まっていて登山客は多そう、でも誰もスキーなんか持ってない! 9:30に谷に入るが、帽子、スパッツ、アイゼンを忘れていることに気づく(^_^;) 単にスキー道具 持ってきただけ!気にせず登る。 トレース辿ること2時間であっさり頂上到着。風は強いが見晴らし抜群!! 伊吹山の後ろにうっすらと奥美濃の稜線らしきものが見え、あのあたりが関ヶ原。霊仙岳の向こうが琵 琶湖らしい。 ビール飲んでスキー着けていると次から次から老人たち(^_^;)が到着する。 私などは若くて元気いっぱいの組に入れそうカ (^。^;) スキーを始めるが風で雪の表面がクラストしている。モナカの皮を破るような感じで板がほとんど横に ずれない!!横滑りキックターンで木の間を縫っていく。たまにテレマークするがうっかりするとモナ カの皮にひっかかって谷側にひっくり返る。 スキー持ってきたのを後悔しながら北鈴岳との鞍部に着き、シールを付けて歩き出した。 ところがこれがめちゃめちゃ気持ちええ(^^_.。oO トレースなんか関係なくすいすい歩ける。マイルドセブンの気分! やっと気分爽快になってきた。 北鈴岳までは40分ぐらいなんやろけど、スキーのおかげで1時間以上かかった。でもシール歩きには 最適の斜面で、昨日はみぞれやったのやろう全山樹氷の花盛りといった感じで、振り向いたときの御池 岳は最高やった。この時点でフィルムがなくなっているのを嘆く。(-_-メ) 北鈴岳頂上からはクラストもなくなり快適に?テレマークで下る。頂上で一緒やったわりと若いおばち ゃんたちと絡みながら気持ちよく滑る。これでやっと、歩いて下るスピードと対等になった感じヽ(^o ^)丿 すこし傾斜がゆるんだところで、おもいきり脚を前後にずらしてテレマークしたらやっとゲレンデで習 得した形になった。 「そうやこれや!短い板(1メートル)で、しかも悪雪の中でコントロールするには板を大きくスライ ドさして(靴を反対の板のヘッドよりも前に出るぐらい)やればええんや!!!」 気づくのが遅い ・・・ でもまあ天気も良いし、樹林の濃くなるところまでけっこう滑れたし、気分上々で鞍掛峠トンネルの所 まで下れた。 ヨーロレリヒ〜〜〜vvv 帰りに「藤原岳自然史博物館」に立ち寄りました。藤原岳登山口の聖宝寺のすぐ横の旅館のすぐ横の目 立たない小さな建物ですが、なかなかええ (^_-) 聖宝寺では鱒を養殖していてこの辺は鱒料理の旅館や料理屋があります。 その旅館の付属みたいな形で「藤原岳自然史博物館」があります。(無料) 小さな一部屋の中に象の化石から始まって、キノコ、昆虫(岐阜蝶の標本など)、珊瑚の化石とかカモ シカとかテンとかの骨格の標本とか、いろいろ展示してありました。 特に歯医者としては、象の歯の化石(象の歯はぞうなってるか想ぞーできるかな?ゾーッ) (でっかい草 履みたいな塊が上下の顎にひとつずつ計4個あるだけ!一見の価値あり)とか、小動物の骨格標本です。 いっしょけんめ歯の数を数えてました。 (~o~)ホヘーッ |