焼山北面台地 報告:アウタースキー
山スキーのフィールドとしては、国内屈指の焼山北面台地、メンバーに恵まれ、念願叶って行ってきました。
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【山 名】 焼山(2400.3m)
【日 時】 日程 3/20〜21 テント1泊 快晴
【メ ン バ】 パルプ、りかあ、伊能、HiO、oba、ごましお、しん、あめのうお、アウタースキー
【地 図】 1/25,000「湯川内」
【行 程】 笹倉温泉→北面台地(幕営)→焼山→テン場→笹倉温泉
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笹倉温泉に車を置かせてもらい、北面台地目指して出発。
荷物が重いけど私以外は健脚ぞろいなので、かなり早いペースで登って行く。
早く着き過ぎたら、宴会用の酒が足らんようになる〜(^^)、と言いながらも順調に登っていけた。
3時くらいまでに着けばいいなぁと言っていたのに、昼前には北面台地末端に到着。
早速テントを設営し、宴会。最高の山スキーのフィールド北面台地で風もなく柔らかい日差しに恵まれ、最高の屋外宴会を楽しめた。
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一部の人には酒が足りなかったようだが。(^^;
早々と6時に就寝。ごましおさんだけ、6時に寝れるか〜、と愚図をこねてはる。
でも私は知っている、シュラフにもぐりこんで2分30秒後にごましおさんは鼾をかいていたことを(^_^)
夜中トイレに行った時に見上げた星空の綺麗な事!天の川まで見える。都会でもう見れない星空を寒さを忘れてしばし見とれた。
6時前焼山山頂を目指して出発。シール登行には快適な斜面、雪質でぐんぐん高度を稼いだ。もっともこれが間違いだったんだが。
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本当は西側から回り込まねばならないが、直登してきたため、急斜面をアイゼンつけてトラバースする羽目に。
アイゼン歩行なんて久しくやっていない。おまけにそのわっかに紐を通すんだよと、伊能さんに指摘される始末。
パルプさんとしんさんは既に引き返すことを決心してはる。俺も引き返そうかと迷っていたが、「アイスバーンじゃないから大丈夫ですよ」 というりかあさんの言葉に励まされ、出発。
先を行く皆さんが踏み跡をつけてくれているので、その跡を慎重にたどる。
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ああ、緊張した。喉がカラカラになった。トラバースが終わってもまだ岩壁が待っていた。どうにかこうにかよじ登り、やっと頂上に!
と思ったら目指すピークはまだ先だった。ここで時間切れ。まあ、我ながらよく登ってきたもんだと思う
(他のメンバーに助けてもらってばっかりだったけど(^^ゞ)。
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溶岩ドーム | 山頂手前のピークにて |
まずはお釜に向かって急斜面を滑る。あめのうおさんが下まで滑り落ちてしまった。
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火口に向かって滑る |
そして彼が叫んだ、「背中が熱い〜!溶岩熱で火傷したかも」そうか、ここは活火山だったんだ!
「いや〜熱かったですわ」と本人はいいはる。だけど皆は知っている、
obaさんが「ほんまに溶岩熱があるなら、雪なんか積もっとるはずないがな」と言った時、彼は少しバツの悪そうな顔をして誤魔化しの大笑いをしたことを。\(^O^)/
上部の急斜面を横滑りで慎重に下り、大斜面へ。いよいよ北面台地大滑降開始である。
固いバーンと柔らかいバーンが交互に現れるというやっかいな雪で思うような滑りはできず。でも楽しい!!こんな夢のような斜面を滑れて満足。
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斜度がゆるくなってきたので、もう少し思い切って滑ろうと思ったのが、間違いだった。
もなか状の雪に足をとられ、転倒。左足がグキといいよった。折れたみたい。直滑降やトラバースはできるが、ターンはできず。
急斜面では伊能さんに板を持ってもらい、尻セードで下る。やっとこさテン場まで戻れた。ここで足を冷やしたら少しましになった。
あめのうおさんやパルプさんに少し荷物を持ってもらい、笹倉温泉まで斜滑降横滑りでどうにか下れた。
翌日診察を受けたら、脛骨の外側の細い骨が折れているとのこと。山では無理や油断は禁物ですね。反省。