石徹白周辺スキーツアー 報告:りかあ
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1.山 名:水後山、大日ヶ岳、天狗山、芦倉山、丸山
2.山 域:奥美濃
3.メンバ:りかあ(沢雪山歩)赤名、なにわ(囲炉裏)
4.日 程:H14.4.13(土)〜14(日)前夜発
5.コースタイム:(〜:歩き、−シール、=スキー滑降)
1日目:桧峠(980m)8:00〜−ゴンドラ終点地点(9:30)
−10:30水後山(1558m)〜−12:30大日ヶ岳(1708m)
−天狗山−16:00テン泊地(1520m)
2日目:泊地7:30−8:00芦倉山(1716m)=〜丸山(1786m)
=神鳩避難小屋=1150m地点(スキーを外す)〜
石徹白大杉〜14:30林道〜16:15神社
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第1日目(4/13)
●久しぶりの兼用靴での登行
桧峠で幕営となった前夜は満天の星空だったのだが、朝起きると曇り空。雲も厚くいやな感じ。
8:00出発。今回は山中泊のため久々の重量装備が肩に食い込む。桧峠のウイングヒルズスキー場駐車場を経て雪のないゲレンデへ。兼用靴での歩きは久しぶり、今シーズンは初めて。
バックルを締めすぎて苦労する。プラブーツの他2名にアッという間に離される。
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ウイングヒルズスキー場 |
1時間ほど歩いてようやくシール登行、9:30ゴンドラ終点に到着。営業中には躊躇するコブ斜面も今見れば何でもない斜面。ここから上は、快適なシール登行、といいたいが何とか解けずに残った尾根直下の残雪を進む。その横には夏道が顔を出している。1週間遅かったら雪もなくなるのだろうか。10:30水後山到着。
大日岳に至るルートになると、やせ尾根で既に雪はなくスキーを担ぐ。かなりのアップダウンを強いられる。水後山からチラホラ降り出した雪が次第にひどくなって視界も無くなっていく。30%の確率が見事に的中。途中、2人連れの軽装備登山者に抜かされる。
●大荒れの天気が急速に回復(^^)
12:30大日岳到着。
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大日ヶ岳山頂 |
ツエルトで雪風を凌ぎながら休憩。
このまま先に進んで良いのだろうか。メンバに不安がよぎる。
iモードによる予報は今日の18時以降と明日は晴れで0%となっている。思案の結果、先に進む。視界は50mくらい。
尾根を行けばよいのだが、慎重にルートファインディングをしながらの行動となる。
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天狗山への尾根 |
「なかなか天狗山に着かないなぁ」「いや、まだでしょう」「そうかなぁ、時間的にはついてもおかしくないなぁ」あるピークでこんなやり取り。
結果的には、天狗山のピークは素通りしてしまっていた。 (^^ゞポリポリ
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1日目の滑降 |
今日の行動は芦倉山くらいまでに決めて行動再開。
1520m、樹林帯が少し平原になったところで幕営。
絶好のロケーション。テントを張り終える頃には薄日が差し、西に傾く夕日も顔を出し、芦倉山の向こうに沈んでいった。明日の天気に期待が膨らむ。
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テン場 |
第2日目(4/14)
●快晴の中での縦走スキーツアー
7:00テン場出発。薄曇りの快適な天気。昨日積もった5cm程度
の新雪に、シールが心地よくフィットする。樹林帯を抜け、大雪
原を登り切って芦倉山山頂。 360°の展望が嬉しい。
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芦倉山への縦走路 |
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芦倉山直下の雪原 | 芦倉山からの展望 |
大雪原を滑降して縦走路の尾根に乗る。結構アップダウンが あり、あらゆるスキー操作を要求される。急登では雪が無く藪漕 ぎに苦労するが、この急登が雪の壁だったらと思うと藪漕ぎにも納得。尾根の斜面は概して快適、思い思いのシュプールを描く。
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滑降 |
丸山山頂直下、キックステップをしっかり効かせてようやく丸山山頂。今回最後のピーク。谷の向こうに神鳩避難小屋が見える。
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丸山山頂 |
後は下るだけ。スキーにワックスを塗って滑降開始。神鳩避難小屋手前で迂回を強いられ少し登るがご愛敬。建て替えられた小屋は綺麗で立派。
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滑降 | 神鳩避難小屋 |
●林道歩きの締めくくり
小屋を出て標高1150mくらいまでスキー滑降。後は板を外して下るが石徹白の大杉にまもなく到着。小休止の後、林道登山口へ下山。(14:30)
林道を1時間30分ひたすら歩いて神社駐車場到着。(16:15)林道途中で抜かされた釣りの男性(名古屋ナンバー) に車デポ地である桧峠まで車を回収するのに乗せていただく。感謝。
後記
石徹白周辺、それは山スキーツアーとして充実した山行を
間違いなく保証してくれる山スキーのフィールド。