針の木岳スキー報告 報告:アウタースキー
昨日は文明の利器を利用しての山スキーだったので、
今日は自分の足だけで登ろうと思い、針の木岳に登った。
【山域】北アルプス中部
【日時】5月5日
【コース】扇沢〜針の木岳〜扇沢
【メンバー】単独
【天候】晴れ
今年は雪が多い年だったので、扇沢からずっと雪が繋がっていた。
始めは斜面がデコボコしているので、板を担いで歩いたが、高度を上げるに従い、フラットな斜面になってきたので、シール登行に切り替えた。まずまずのペースで登って行けた。
やがてマヤクボ沢との分岐に着いた。
真っ直ぐ針の木小屋を目指してそこから稜線沿いに針の木岳を目指すか、あるいはかなりの急登のマヤクボ沢を登り、ダイレクトに針の木岳を目指すか、迷った。
すると3人のかなり逞しそうなパーティ(我が沢雪山歩で言うなら、先頭がごましおさん、次が伊能さん、ラストが薫さんと言った感じ)がやってきて、迷わずマヤクボ沢を登り始めた。
でもかなりきつそう。肩で息を切らしてはる。こんな人達があんなしんどうそうに、してはるのを見て、僕は針の木小屋経由で行くことにした。(^^ゞ
さすがにGWだけあって、大勢の人達が登っているので、針の木小屋までは階段ができていた。板を担ぎ、階段状になっている斜面を楽々登って行けた。
11時、針の木岳山頂着。6時半に扇沢を出たので、僕としてはまずまずのペースで登って来れた。
僕が着くのとほぼ同時に先程の3人の人達が登って来られた。
俺が情けないのか、この人達が凄いのか・・・。
山頂からは黒部湖、そしてその向こうには昨日滑った御山谷が見える。
11時半滑降開始。
出だしは相当な急斜面であった。先が落ちていて見えないのが怖い。慎重に横滑りで降りた。
やがて急ではあるが、オープンなスロープに出たのでここからはショートターンで刻みながら滑り降りることができた。
アイスバーンなら滑るには無理な斜面だが、今の時期の緩んだ雪質なら多少怖いけど、そこそこ楽しめる斜面だった。
やがて段々と斜度も緩くなり、快適な中斜面となった。
雪もまずまず締まっており、ここは気持ちの良いスキーが楽しめた。
下の方はデコボコしていて、滑りずらかったが、全体的にはここも山スキーに適した斜面でした。