立合川本流 報告:キンゴ

 私の今年のお盆休みは3日間だけ (;_;) しかも直前まで休めるかどうか、超忙しくて危ない状態。予定していたアルプス遠征も諦めて、どっか3日間遊べるところはっと・・・。
 そや!「小山伏さぁ〜ん、立合川に行こぉ〜 >^_^<」 Taqさん、たこやき姉さんも参加表明で、とにかく4人で思いきり遊ぼうやないの。R168の崩壊をTVで見て、少しびびりが入るが、まぁ、とにかく行ってみよ(^^)
 22:30に自宅を出発して、たこやきさんを拾い、小山伏さんとTaqさんが待つ下北山のスポーツ公園に向かう。深夜1時に到着したら2人とも寝てた (^_^;)
 「今日は宴会はせぇへんぞぉ〜」と言いながらも、途中のコンビニで買った缶ビールを開ける。すると小山伏さんが起きてきたので、小山伏さんに「宴会は無しやでぇ〜」と言いながら2本目の缶ビールを開ける。そしたらTaqさんまでも起きてきて、当然のことながらTaqさんの缶ビールも空ける (^^) こうなると、もう止まらない。たくさんの流れ星を楽しんでから、寝たのは3時頃。・・・朝の5時に目が覚めたのは奇跡かな (^^ゞ

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【タイトル】感嘆
【メンバー】小山伏、Taq、たこやき、キンゴ
【日程】  2004年8月12日夜発〜15日
【天気】  快晴、快晴、曇りのち雨、一時雷雨
【場所】  大峰 立合川本流
【地図】  大沼(二万五千分の一)
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【一日目】
 2台の車で上葛川の集落の奥に向かい、そこにTaq号をデポしてキンゴ号で出合まで戻る。
 東野トンネルの脇に車をデポして、さぁ出発やぁ >^_^<  8:38

 左岸に道がついているのでそこを辿ると取水口みたいなところの横に降り立つ。何も考えんと上流方向に進むが、道はどんどん登っていくので少し戻って適当な所で斜面を強引に下って谷に降り立つ。9:00 下流側を見ると小さなゴルジュ状で上流側は綺麗な岩盤を割って落ちる水量豊かな3m。暑いけど明るくてエエ感じやん (^^) 左から巻くと滝上は綺麗なナメ床となる。少し進むと右に大岩が現れその左横にはミッキーマウスの頭のような変わった岩があり、その向こうにエメラルドグリーンの大きな釜に落ちる8m。9:30 ここは左から綺麗なナメのルンゼの横を登って巻きあがると綺麗なナメ床に出て、思わず歓声があがる。いやぁ〜天気もエエし、もう最高ぉ〜〜〜 >^_^< 9:40
 振り返ると、トンネル間の橋が見える。

 さて、両岸が狭まり深い釜に3m。10:05 右岸から巻いて懸垂下降で谷に戻り、そこから泳いで次の6mの中央を突破する。11:00 左から枝谷が入って、凄いゴルジュの中を進み、右岸の岩棚の上から流れのある釜に奇声をあげて飛び込むが、コンタクトを付けているのですぐには目を開けられず、僅かコンマ数秒で身体が流される。必死で泳いで左岸の壁にへばりつき、壁を登る。泳ぎ着いた先には、物凄く、美しく、えぐられたドームのような壁の右から大迫力の20m。うわぁ〜〜、すっごい! ほんま来て良かった。 11:40 もう、これを見たら帰ってもええわってな気分 (^^)

 少し戻って左岸の壁を、Taqさんが空身で登ってあとに続くが、ここの巻きには一苦労させられる。順番に先行しながら巻いていくが、巻いて巻いて登って登って最後は壁!!
 ここでまたまた、Taqさんが壁の割れ目にある細い立ち木を頼って空身で取りつく。
 とにかく荷揚げがえらい (-_-;) 再び谷床に降り立ったのが 15:10
 巻きに3時間もかかっちゃった (~_~;) 降りたところは落口の上の3m滝の上。

 右にルンゼを見て進むと両岸立つ中大きな釜を持つ8m。その先で右に枝谷を見送り、左にルンゼを見て進むと、右に炭焼き跡があっておだやかな雰囲気になんだかほっとするが、それも束の間。谷は直角に左に折れて5mが架かり、すぐ上に右から迫力のある12m。もう、たまらんなぁ〜 (^○^) 15:35 ここは滑った黒光りする右岸の壁を登って巻いて行くが、壁・壁・壁 (--;) ・・・・・・・・・そして踏み跡に出た。17:15もうクタクタ。再びゴルジュの谷床に降り立つ。 17:35 左岸の僅かな砂利場が今宵のテン場。ゴルジュの中だけに薪も無く、少しは集まった薪も火が着かない。ふぅ〜。今日はびしょ濡れのまま、砂利の上でゴロ寝やなぁ〜。しかし、焚き火が無かろうが、ヘッデンの電池が切れていようが、宴会だけは思いきり楽しむ。たこやきさんの作ってくれる美味しい料理と、くそ重いのを我慢して担いできたビール(とりあえず初日用のロング缶3本)で、凄まじい初日の遡行内容に乾杯! この日は22:00に早々とご就寝。

【二日目】
 5:00起床、6:40出発。
 水流はえぐられた壁の中をS字に走り、幅広1mと奥に右から5m。ここは右の岩盤を登って抜ける。6:57 廊下を進み、左から滝を架けるルンゼを2本見送り、次に右から入るルンゼを過ぎるとゴルジュは終わり、谷は明るく開けてナメと河原が現われる。7:20 この先で谷は少し右に左に折れて2mを架けるが、この辺りのナメ床と美しい釜の饗宴は本当に素晴らしい。右に枯れた枝谷を見てしばらく続く河原を進み、左にルンゼを2本見送って朽ちた吊橋を潜る。8:10 ゴーロを進み左に栃の大木を見て、釜・1mを越えて行くと正面に飛沫をあげる2段25mの立派な大滝。8:25 左のルンゼから巻いて落ち口に8:55

 ゴーロを進み、瀞を過ぎると、谷が右に折れるところでCS2条3m。この先で谷はぐねぐね曲がり右奥に広い釜を持つ明るくて綺麗な水量豊かな8m。小山伏さんが空身で右岸のバンドを登って滝の途中にハーケンを1本打って戻ってくる。ん?何?・・・「ここ登って」やて。うぅ〜ん、ここを直登するんかぁ〜って考えているとTaqさんが取り付いた。ハーケンの上の岩盤には乗り込まず、水流の中にある太いワイヤーを手繰り寄せて見事に抜けた。我々も後に続くが、思い切りシャワーを浴びての直登に、全身びしょ濡れ (^^ゞ
 滝上でしばし休憩 10:20

 廊下の奥の稲妻形斜5mは、腰まで浸かって渡渉して水流の右を登り、少し進むと左から入る枝谷の向こうで谷は左に折れて、そこには2段6mと、上に左から壁をえぐって落ちる8m。えぐられた壁の細い隙間から噴出す水流の様は実に素晴らしい。11:20
 ここは手前の左の枝谷から巻きあがるとバッチリ落口。12:00
 2mを越えて行くとしばらく河原が続き、左岸に石垣が現れる。13:00
 右に枝谷を2本見送ると、釜・1m・釜・ナメ斜3m。その先で谷は右に折れて釜・4m、その上の5mは右から巻く。左にルンゼを見送ると谷は左に折れて両岸立つ中に釜を持つスラブ8mとその上に斜3m。右のクラックを登って抜けるが、オレンジのテープシュリンゲをゲッチュ (^^)

 白いナメ床を過ぎて、右にガレたルンゼを見送り4mを越えると、またまた両岸の立つゴルジュとなり、釜と小滝を越えて行くと10mが立ち塞がり、正面には100m位の凄い壁が聳え立つ。10mの上で谷は直角に左に曲がってる。ここは右岸の斜面に取り付き壁の切れ目を攀じ登って壁の上に立つ。15:55 懸垂で谷床に降りる。15:42

 両岸が立つ中の、6m・2m・2mは左を巻いて、ここを過ぎると谷相は穏やかとなり、右にガレたルンゼ、左に枝谷を見て、小廊下を抜けて2mを2本やり過ごし、右に滝を架けるルンゼを見送ると斜2段6m。次の斜3mの上には大きな倒木が横たわる。16:20 右に滝を架けるルンゼを過ぎると、両岸が極端に狭まった奥に右から細い30m。右のルンゼを登って滝上16:55。ここからは穏やかな河原となり、すべての核心部を抜けきった安堵感に包まれる。右に20mを架けるルンゼを見送った先で今宵のテン場とする。2日目用のビールをすべて飲み干して、ウィスキー片手に小山伏さんの作る旨い料理を平らげて、焚き火を囲んでもう大満足。(^○^)

【三日目】
 5:30起床。7:20出発。
 大岩が谷を塞ぐ先から伏流となり、水の無い河原が続く。ここが八丁河原か。小屋跡のある二俣に7:35。天気も下り坂で辺りも暗い。ここは右に進んで、右に左に谷を選んで進み、傾斜がキツクなる中で雷が鳴り始め、本降りの雨となる。しばらく登ると正面が壁に塞がれ、左の支尾根に取りつき、壁を廻り込むような感じで稜線に乗っかる。9:39
 少し行くと反射板のあるところにポッカリ出て、そこからすぐに笠捨山のピーク。10:05 この頃には雨も上がって、ここでしばらく休憩。ティータイムを楽しんだ後10:38出発。西に向かって途中から上葛川の集落を目指して南下。車のデポ地に着いたのが12:54。

【感想】
 ほんまにエエ谷でした。沢登りの醍醐味をしっかり味わいました。初日の核心部に時間がかかり、こりゃぁ途中敗退かなぁって思いましたが、案外早く終わったかな。3拍子揃った良い谷です。大峰屈指の谷のひとつであることは間違いないでしょう。ほんまに大満足です (^O^)


      


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