上多古川・大栃谷 報告:小山伏

 日下君と一泊二日で遊ぶつもりが、仕事が入り日帰りになってしまった。最近こんなんばっかりや(ーー;)
 世の中不景気になると、失業者も増えるが、仕事見きつくなってくる。キンゴもBAKUちゃんも、お疲れ気味。
 当然、我らもお疲れ気味。。。。

----------------------------------------------------------------
[日  時]2001年7月8日
[天  気]快晴
[メンバー]日下、小山伏、
[地  図]洞川
----------------------------------------------------------------

 前夜、11時に王寺を出発し、吉野を通って柏木から上多古林道の終点まで、車中では愚痴ばっかし。
それでも、明日は谷に入れるとなると、楽しく飲んで、3時ごろ就寝。

4時半に目覚める。いくらなんでも早すぎるか。7時に目覚める。横で日下君が気持ち良さそうに鼾をかいている。日ごろの睡眠不足の解消も谷行きの目的だから、あと30分と、次に目覚めたのは9時。
先週ならば、暑くて寝てられないだろうが、空気が変わったのか、涼しくて気持ちが良い。
10時には出なければと、目をつむったら、そのまま寝入ってしまった(^_^;)
10時半。「行くぞ〜」と言う、日下君の雄叫びで起こされた。
「行くのぉ〜」「何時です?」「10時半」「え・・・・・(゚.゚)」
茶屋ン谷で、お昼寝山行しましょか、と、一旦は、焼酎をザックに突っ込むが、折角来たのにぃ〜。兎に角、覗いて、帰れる所から戻って来ようと、11時出発。

[溯行]

すぐ下流に入っている谷だと思うが、昔の報告では、林道から滝が見えると書いてあるので、少し戻ってみる。
おお〜、上段は細いが、中段は堂々と太い長瀑が掛かっている。
んん〜、良い(^_^)v
本流に降りると、綺麗な花崗岩だ。溯行して来たら感激するだろうなぁ〜

出合には6mの滝が掛かっている。右の方から巻くと立派な岩屋があって、焚き火の跡もある。マニアックナだなぁ〜。
2m、下ミゾ状2段5m、2m、6m斜瀑、3mと登ると、8mが落ちていた。
右を巻くと、ワイドな岩壁に2段20mが掛かっている。下から見えていた滝だ。
これも右のルンゼから巻くと、石垣の跡の所に出てきて、腰を折った15mが掛かっていた。
(ここまで、40分)
暗い谷だと聞いていたが、快晴の為か結構明るいじゃないか。
木漏れ日に風も気持ちよく、お昼寝タイムになりそう(^^ゞ
中段に登れば、上の方は行けそうだが、お昼寝山行なので無理はしない。
これも右を巻くと、ナメから5m、2m、3mで、2段20mが飛び出していた。
裏見の滝になっていて、思わず向龍滝を想い出す。日下君は、滝の下に立ち、天を仰いで水を飲んでいる。野獣に戻っている(^_-)
右を木の根を掴んで巻くと、9mは最後が滑りそう。
2m、ナメで、15m。左を小さく巻こうとするが、バンドが途切れているので、壁の上まで巻く。
ミゾ状8mナメ滝から、40m程ナメが続き、大岩のゴーロとなり、10m、ナメ、2段4mで、綺麗な15mが掛かっていた。
気分の良い谷だなぁ〜。時計を見ると、1時。「抜けれそうやな」お昼寝をやめて、エンジンをかける(^○^)

左を巻くと、小ローカ。これを抜けて4mを越えると、右手30m程の壁が濡れている。
谷は左にカーブし、倒木の詰まる汚い小さな流れに変わる(ーー;)
正面に、暗く狭いルンゼが入り、5mを掛けている。ほとんどエンスト状態。
やめよか、見交わしながら近づくと、右の岩肌に3mが流れている。
こっちが本流か?と登る。「でっかいぞぉ〜〜〜」(^○^)~~~~~V
手前の8mを登ると、ワイドスクリーンの30mが掛かっていた。
右に広く壁を張り出し、左は壁。中段までは簡単に登れる。
8mの所から、リッジを伝えば行けそうだが、なるべく近くまで行く。
エンジン全開。
左手の壁に凹角がある。
下の方に一本残置ハーケンがある。日下が何気に取り付いていくが、「おい、ザイル引っ張って行け!」俺が登れない(^^ゞ
7〜8m程で稜線に抜けれそうだが、一段登って日下が粘っている。
チムニーの右には足がかりがあるは、左はスラブ。そこにチョック気味に岩が張り出している。最後は左に体を預けて乗り越すのだが、二番手小山伏はズルをしたm(__)m
ハーケンが打てないので、岩にシュリンゲを掛けてランニング。
バランスできわどく登って、ハーケン一本で、チムニーは右に曲がっている。
核心部は抜けたけど、安全地帯までザイルを引っ張ると登っていく。
が、45mザイルがみるみる無くなってストップ。
3m程の壁の下のバンドを伝うと、バッチリ落ち口だった。

谷の奥には、また壁が見えている。
3m、ナメで、壁を割る5mの奥に、広い壁から40mが飛び出していた。これぞ向龍そのまま(^O^)
5mの右を巻くと、真ん丸の不思議な釜がある。
この40mも裏見の滝である。岩壁から飛び出した滝が岩に砕け散っている。
写真撮ってぇ〜と、日下が岩の上で座禅を組んでいる。
右の壁に沿って行くと、ルンゼに曲がって、左の壁に沿って行く。途中、左手に岩屋のある所から、戻り気味に壁を登って行くと赤テープがあった。バッチリ落ち口。

上は、ナメの細流になり、ローカが左に曲がると、大木の突き刺さる10mが落ちていた。
手前から左を巻くと、落ち口は二又。
右又をとると、周りが植林の小川に変わる。
広い小屋跡らしき所で、お昼寝タイムとする(^。^)
(ここまで、2時間40分)

[下山]

右手の植林の中を登って稜線に出ると、赤テープがある。
右してすぐ、勝負塚山。
(ここまで、20分)
あとは赤テープに導かれて登山道を下って、伊坪谷右岸の道に降りる。
(ここまで、55分)
道が支流に沿って右に曲がる所は、左の尾根を下ると、取水口の所に降りて来る。
道が崩れているので、適当に降りて林道に出た。
(ここまで、20分)
長い下りやったなぁ〜、と高度計を見ると、登ったのより200m近くも余分に下っている。
ヒーコラ言いながら、カーデポに戻るのであった。
(ここまで、30分)

[後記]

 以前、MOGUさんと山太さんの、「滝、滝、滝、こんなので良いんだろうか」と言う有名な報告では、濡れた壁を投げ縄で抜ける、暗い谷のイメージがあったのだが、なんとなんと素晴らしい谷ではないか。日帰りでは、断然一押しやね。



ウィンドウを閉じる