南紀・高田川・栂谷 報告:BAKU

 10月の囲炉裏月例会で決まった、今年の沢収め(?)。
 たこやきさんは、不参加となりましたが、囲炉裏メンバーと沢は初めてという高橋さんを迎えて、有終の美を飾ることができました。(^_^)V
 


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【日程】2002年12月1日(日)前夜発
【山域】南紀・高田川・栂谷
【天気】曇り時々雨、視界無し
【メンバー】 BAKU(沢雪山歩) 亀、高橋(囲炉裏)
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 11月30日
 午後8時に大阪を発ち新宮を目指す。会社帰りの高橋さんは後部座席で晩ご飯を食べている。五条を過ぎた辺りから眠くなり亀さんには悪いが寝させて貰う。気がついたら県境の少し手前だった(^^ゞ
 十津川の集落から雨が降ってきたらしい。日付が変わる頃に国道から離れ高田に向かい入渓地点の栂ノ平橋に到着。
外はずっと雨が降り続いている。テントも張る気にならなかったので車内でビールと柿の種のみの小宴会後3人川の字に並んで寝る。
 折角おでんで乾杯しようと思っていたのに火が使えないのでパス。寝際に亀さんが高橋さんに「襲えへんから安心しとき」ってな事を言っていた。
 「そんな事したらこの車貰うで〜」っと反撃。なかなか面白いお嬢さんだ。

 12月1日

 起床予定の30分遅れ、6時半に起床。外は相変わらず小雨が降っている。どうもモチベーションが上がらない。
 天気予報が「昼前から天気は急速に回復する」って言っていたのを信じて支度を始めた。この日の天気予報はウソ予報に終わった。
 朝から特製鶏肉入りうどんを作ろうと食料の用意してきたがこの雨でそれも断念。仕方なく今日の行動食のパンをかじるだけの簡単な朝食を済ませ7時過ぎに出発。
 ノ平橋左手の小道をちょっと進みゴーロの川床に入る。入った瞬間、ここの石、岩はよく滑ると感じた。この先気をつけなければ。
 最初雨に濡れたくないので雨具の上を着ての行動だったが雨も小康状態になったのと歩き始めの運動で蒸し暑くなり7時35分2段20mの斜滝でザックに仕舞う。


 斜滝と言ってもナメ状になっているので角度的には問題なく登れるが何しろ床はツルツルに磨かれていてちょっとの油断も許されない。
 滑ったらそのまま釜まで一直線!気温はそれ程下がっていないと思うが何しろ今日から12月。こんな時期に意志に反してドボンは避けたい。
 ここからは大小のナメ、斜滝が我々を迎えてくれるが足を滑らさない事にのみ神経を集中させていたら難なくクリヤーできる。途中右岸にでっかい巨石。
 その後もナメの連続で快適だ。紅葉の枯れ葉がそのナメに張り付いてスゴク綺麗なのだが気をつけないと滑る、滑る。ここまで来る途中ワタシの足下で高橋さんが2回ほどツルンと滑り掛けたのをザックのショルダーを掴んで上げセーフ(^^)

 8時36分ヤケベ岩に到着。ガイドには「思わず溜息、ヤケベの美景」と書いてあるが天候も悪いのか?ワタシの目にはそうは映らなかった。
 きっと快晴の元ではそう感じるのだろうな。どちらかと言えば同じ南紀でも立間戸の左股にある柱状節理の方が迫力ある。
ヤケベ岩の基部横のナメを妙なバランスで通過すると延々とナメが続いている〜\(~o~)/
 南紀の沢はこう言うナメが何故か多い。でも滑ったら真下の釜まで体を持って行かれるので気が抜けない。みんなへっぴり腰で慎重に登っている。

ナメ(平気で登っているように見えるが・・)


 9時23分右手に大杉。根っこだけでも凄い大きさ。その後すぐに15mガンガラ滝があらわれる。

ガンガラ滝


 9時51分右手に10mの滝を持った本流、真っ正面にこれから私たちが遡行しようとしている涸れたルンゼ。その左横には黒滝が見える。
 このルンゼ、最初は傾斜も緩くされとて苦労しなかったが途中から壁が立って来だしC.Sの巨石が谷を埋め尽くし行く手を阻む。
 

巨岩の間を行く


 もうルンゼも終わろうかと思われる所でC.Sの大岩にとうとう詰まってしまった。岩をよく見ると右手に5m弱何とか登れそうなルートがある。上には立派な立木もある。
 ワタシがフリーでトップに登りその立木を支点に確保し後続を引き上げる。10時50分。ここから元の谷に戻るのもトラバースが非常に嫌らしくもう少し上の木を支点に懸垂10mでクリヤー(^^)

懸垂下降

 この先小滝が無くなる所で左手の尾根に乗り烏帽子山を目指す。この尾根には最後までテープが無かったので途中少し不安になったが地形図を見てももう登るしかないので最後の力を振り絞る。すると突然目の前に大岩\(◎o◎)/!
 右に左にと巻こうと思って偵察に行くが両岸ともすっぱりと落ちていて巻けない。
 岩をよく見ると真ん中にクラックが上までのびている。
 風がびゅーびゅー吹いてスゴク寒い。相変わらず視界は悪くガスの中。雨は降ったり止んだりの小康状態。今日はこれ以上の天気は望めそうもない。
 亀さんがワタシのビレイでランニングを取りながらトップで行く。途中少し苦労したみたいだが20mザイルほぼ使って安全地帯まで逃げ切った。
 立木にザイルを固定して貰い高橋さんがプルージックで続く。登り切った所からは明瞭な道がついており少し行くと那智の市野々からの登山道を右にみて12時10分烏帽子山に到着。

 ここで今朝食べ損なったうどんを作ろうと思ったが濡れたからだではじっとできあがりを待つのは辛く記念写真だけ撮って直ぐに下山した。

 ここからは標識もしっかりと付いており俵石経由で13時36分栂ノ平橋に到着。簡単に支度を済ませ川湯まで車を走らせ今年3回目の川湯公衆浴場で冷えた体を労り、家路についた。

 亀さん、高橋さん、お世話になりどうもありがとうございました。
 来年はぜひた○火付きの沢登りに付き合って下さいね〜。

 


   


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