比良・奥ノ深谷 報告:BAKU

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[山  域]比良・安曇川・奥ノ深谷
[日  時]2003年6月14日(土曜日)
[メンバー]BAKU(沢雪山歩)、じゅん(囲炉裏)
[天  気]薄曇りのち一時雨
[形  式]日帰り沢登り
[地形図]比良山(1/25000)
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 今回も土曜、日曜と連ちゃんで沢の予定が入っているので早朝からじゅんちゃんをピックアップし名神を京都南インターで降り京都市内を北上、大原から坊村を目指した。三千院近くのコンビニでラーメンを食べている頃から雲行きが怪しくなり小雨がパラパラ(^^ゞ
 坊村付近は以前よりも随分と様子が変わり新しくトイレも新築されて気を付けないと通り過ぎてしまいそう。明王谷沿いの林道の鎖をいつものごとく外し牛コバの広場まで車を乗り入れる。これで小一時間時間短縮できるのでありがたい。牛コバと言えば約3年前ここで下山途中、崖からの滑落者をヘリで引き上げた悲惨な事故を思い出す。じゅんちゃんには何も言わず一人でその人の冥福を祈った。

 8時50分遡行開始。少し林道を下り橋の下には白滝谷を左に見てそこから右手に見えているのが奥ノ深谷である。前日から降り続いているので今日もかなり水量が多い。
 少し進むと大きな釜の7mの滝。ここは左から巻き次の4mの滝は右から登る。滝身に入ると凄い水流で足がすくわれるので危ない危ない。慎重に足を置き前進する。
 二段8m。下の3mは右をへつり上の5mは大岩の右を乗り越える。
 谷は右へ大きく曲がり4段40mの滝下に立つ。水量が多い?ので下の2段は左岸を登る。3段目の所で小休止。


 じゅんちゃんが休んでいる間に私は一人で釜まで降り水際すれすれの右岸に挑戦した。水量はとても多いが良く探せばホールドも豊富になり苦労しないで3段目まで行ける。その上の3段目から4段目でちょっと遊んで見た。水が思いっきり噴き出している左岸すれすれを登る。
 


 水量だけ見ていたらビビるが左岸をへつりながら進むと難なく滝口に出る。
 さーて、ここからどうしよう?続く10mはそこそこ深そうに見える釜を2m程泳がないと取り付けない。残置ハーケンがあるってトポに書いてるがそんなモン水に隠れて全く探せない。天候は悪く、なるべく泳ぎは避けたかったので左岸を巻こうと偵察しに行くが壁が立っていて断念する。
 それに反してじゅんちゃんはその釜に向かって飛び込もう飛びこもうとしている。ホントに元気なお嬢さんやねー。全身びしょ濡れになっても寒くないんかいな?その時の私の心境は濡れたくなかったのだー。しかし、ここで迷っていても仕方がないので私もじゅんちゃんの勢いに引きずられて釜に飛び込み突破することにした。これを告げるとじゅんちゃんの目がキラっ☆と輝やいた。
 そんなに大きな釜でもないがよく見ると渦が巻いてるのでじゅんちゃんには最近新調した4mのテープシュリンゲを環付きカラビナにセットしてもらい先行して飛び込んでもらった。思いっきり遠くへ飛んだのと釜も思ったほど深くなく簡単に対岸に辿りつけた。ここで10時。
 次の7mは左岸を簡単に巻き次の釜に木が突き刺さった8mも左岸を大きく巻き快適に遡行を続ける。
10時30分。4mのナメ滝と6mの斜瀑を2つ越えて廊下状となっていく。この辺りは沢のガイドにも紹介されている位ホントに綺麗なところ。川幅一杯に水がスダレ状に流れ簡単に直登できる。


 私と相棒のテンションは上がりっぱなしー(^^)V
 ここから見える滝は水量が多いにも関わらず直登できるので嬉しい。


 この先、大きな釜を持った左からの6mは全く取り付けず左を大きく巻く。この先谷は右にカーブし左岸の残置ザイルを横目に見ながら進む。


 今日は小滝が大滝になりもう数え切れない程の滝が次から次へと出てきてその対応に忙しい。この先の滝は取り付けず左岸を大きく巻く。ここで大きく巻きすぎて岩壁に行く手を阻まれ詰まってしまい谷に戻ろうとしたらはるか下(^^ゞ
 えらい大巻きをしたなぁ〜(^_^;少し進んで谷に戻ろうとするが右の壁が立ってきて進めない。
少し戻ってルートを探しているとじゅんちゃんが「この辺りから谷に向かって降りて行くと沢に戻れますよー」と言う。そうやね、そう言えば何とか降りれそうやねって言いながら下って行くと2段12mも斜瀑の上にひょいと飛び出した。なかなかしっかりした相棒や!これからも迷ったらルートファイリング、お願いしちゃおーっと(^^ゞ
 しかし小雨は降って来るわでここで約40分ほどタイムロスをした。核心部はここまで。

 あとはのんびりと遡行し7mの滝をすいっと登り前を見上げると.........
 7〜8人の人たちが何とも言えない表情で私たちを注視している。一瞬ドキッとした。こちらから挨拶しても反応がなく無表情なのでちょっと気持ち悪かった。

 12時30分。ここから小走りで数分進むと沢に木で作った橋を持った登山道が横切る。ここで今日の遡行は終了。お腹も空いたので軽く食べているとさっきの人たちもここにやってきて食事を始めた。
 少し話をする機会があり某大探検部のメンバーであることを知る。そして、無口で無表情なのには、訳があった。
 彼らの仲間が過去、この谷で事故で死亡しており、それ以来の定例追悼山行で来ていたのだった。
 ともかく、記念写真を撮り(撮ってもらい)一般登山道を軽快に下り約40分ほどで牛コバに戻れた。
13時30分全行程終了。


 明日も伊坪谷沢計画があるので雨の降る中急いで着替えを済まし帰路につく。しかし湖西道路を走っている時obaさん、名神吹田付近でMOGUさんから明日は不参加扱いをしてほしいとの連絡が入り雨も強く降り続いていたので何となく伊坪谷は 中止かな?って思ったらホントに中止になってしまった(^_^;


      


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