【新春】銚子川・光谷 報告:キンゴ

 大晦日の夜までお仕事の可哀想なキンゴ。
 短い休日を沢三昧で楽しもうっと (^_^)
 仕事を終えて小山伏邸に向かう。小山伏邸では、お鍋が待っていた。
 うぅ〜ん(-_-;)こんなことしとって朝起きれるんやろか (^_^;)
 しかし!1年の計は元旦にあり!「今日、寝過ごしたら今年はずっと寝過ごすぞ!」っと気合をいれる。早朝に小山伏邸を出発して、遠路尾鷲に向かう。
 今年は、光輝く年にするぞぉ〜ってな感じで選んだ谷が光谷 (~_~;)

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【メンバー】キンゴ(沢雪山歩)、小山伏(海外遡行
【日程】  2004年1月1日朝発〜2日
【天気】  快晴
【場所】  台高 銚子川・光谷
【地図】  引本浦・河合(二万五千分の一)
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 ザンギリ峠を越えると道路が所々凍ってて、タイヤが僅かに滑るとビビッテシマッタ (~_~;)
 銚子川沿いの白倉林道は、岩井谷を過ぎた辺りから悪路となり、車の運転に気を使うが、壁が急峻に立つ独特の雰囲気に気持ちが昂ぶる。林道を塞ぐゲートの手前に車をデポして沢仕度。
 前に来た時は、ある方法でゲートを開けることが出来たんやけど、今回は無理のよう。
 小山伏さんが「この奥に清五郎があんの?」って、支流の小谷小屋川の急傾斜の巨岩ゴーロ帯を指差す。
 「そぅ、1時間程で行けるけど、結構しんどいでぇ〜」「・・・・・・・」
 「ほな、テン場に行きましょか」13:05出発。

 20分程で林道の分岐点。ザックをデポして昼飯だけを持って光谷に懸かる橋の方向に進む。
 橋の上から光谷を見下ろすと大岩のゴーロ帯となっている。
 もう少し林道を二ノ俣谷の方に進み、圧倒的な絶壁の上につけられた林道の日当たりの良い場所で昼食。
 「元旦に 光の傍らで パン食うキンゴ」字余り。
 斜めに歪んだ滝や、何も見えない真っ暗なトンネル等が退屈凌ぎにはなる。

 所々雪が積もる右又の出合に着いたのが14:30。
 ビールを雪の上で冷やして焚き木を集めるが、小山伏さんが倒木と岩に手を挟んで痛がってる。
 見てみると少し青く腫れている。「この一番大きい奴で挟んでもうたぁ」と小山伏さん。
 「むむっ! でも、一番大きいのはこれやなぁ」と自分が集めてきた倒木を指差すキンゴ。
 「いやいや、やっぱりこれが一番や!それに一番重たいしなぁ〜、なんせ怪我までしたからなぁ」と小山伏。
 「何ぃ〜、怪我がなんぼのもんやねん!俺なんか、30m先から引き摺って来たんやぞぉ〜」とキンゴ。
 「何ぃ〜、儂なんか1キロ先から担いで来たんやぞぉ〜」
 「嘘つけぇ〜、俺なんかなぁ、真空飛び膝三段蹴りでへし折って来たもんねぇ〜」
 「何ぉ〜、儂はなぁ、タイガーウルトラバックブリーカーで担いで来たんじゃ」
 「・・・・・・・それって、何の技なん?」「適当に考えた(~_~;)」
 この醜い言い争いが、血まみれの闘いに変ったのは言うまでもないだろう (^^ゞ

 16時頃から暗くなり始め、17時にはもう真っ暗。
 50%の月明かりの下で、盛大な焚き火、冷えすぎたビール、小山伏さんが作る正月バージョンのスペシャル鴨鍋、くぅ〜〜、最高ぉ〜 )^o^(  カシオペアが我々に見飽きた頃、就寝。

 テント等はそのままに、朝8:00出発!
 最初は左岸を進むとすぐに谷の右端に2m。
 その先、釜の向こうに左から小さなルンゼ(水アリ)を見て、釜、小滝を過ぎると左に杉の大木が現われて、そこから右に傾斜した岩盤のナメ床が続く。右に枝谷が入る手前で5mが谷を塞ぐ。8:22

 右岸にガレたルンゼを見送ると8m、3mが連なり、その上には綺麗なナメ斜L6m。
 そして、正面に壁が立ち、谷は左折して両岸狭まった行合となる。右岸をバランスでへつるが濡れるのが嫌なので少し緊張する。
 行合出口の3m2本を越えると谷は僅かに右に折れて、その先壁に囲まれた中を5m、6mが連なって壁の中を流れ落ちる。
 中々イイ感じ(^_-) 9:10ここは小山伏さんが右岸をフリーで登ってザイルを投げてくれるが、よぉこんなとこフリーで登るなぁと感心する。この辺りから正月モードではなくなる。
 そこからルンゼを登って壁をトラバースして進むと、ゴルジュは左に折れ、我々は壁が立つ中ドンドン上に追いやられる。
 小山伏さんが何回か細いバンドを拾って谷中に戻ろうとするが壁が立って無理みたい (-_-;)
 途中、岩の割れ目から水流が噴出す滝の横に出るが、そこからもドンドン上に追い上げられしんどいのなんのって。岩稜のピークに出てもうたワ (~_~;)

 谷は右に折れて遠方に滝が懸かるのが見える。へいへいあそこまで行ったらええんやな。
 何とか25m滝の下に降り立つ。10:46
 やっと谷中に降りれたなぁ。中々綺麗な末広がりの滝である。ここは左のルンゼから巻き上がる。滝上11:23

 滝上は右からルンゼが入って谷は左に折れ、3m2本をこなすと谷は廊下となり奥に12mが水飛沫をあげる。
 水飛沫を浴びながら左の岩盤を斜めトラバースして、倒木を伝って壁を登るとなんとかなりそうやけど、その先が見えない。
 この時期に濡れるのは却下。少し戻って左から巻くが壁の連続で、またまたドンドン上に追い上げられる。
 やっとの思いで岩のやせ尾根に乗りきると、光の大滝が見えた。手前の左岸の物凄い壁と、広大な岩盤の中を落ちる大滝にしばし見惚れる。
 あれをフリーで登るんかぁ、かなり怖そう。案外取り付けば、なんとかなるんやろうけど、時計を見ると12:30。
 登ってテン場まで戻るには、ちと時間が足りないかな?大滝横のルンゼは、雪が積もってスキー場みたいになってるし、大滝の岩盤も凍ってそうやなぁ。「降りて偵察に行ってみる?」って小山伏さんに聞くと「時間がないから戻る」とのこと。
 地図を広げて下山ルートを確定させて獣道を伝うが、上手い具合に杣道があり、出合にドンピシャ戻る。

 テント等を片付けて、車のデポ地に林道を戻る。途中、カモシカが迎えてくれたが小山伏さんが写真を撮ったら谷底に降りていった。
 天気予報では夜に雨が降るって言ってたので、今宵のテン場は雨が降っても濡れないクチスボダムの秘密基地。
 焼き物を楽しみながらの宴会やけど、疲れているのかビールだけで早々とご就寝。

 光谷は、正月モードで登るには、ちと手厳しいところではあったが、素晴らしい谷である。
 あの広大な大滝の景観が、脳裏に焼きついて離れない。もう少し日の長い時期に再び訪れることであろう。3月の連休くらいかな (^_-)

 


 

      


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