北山川・黒瀬谷下部ゴルジュ 報告:BAKU

 14日の沢計画が台風の影響で中止になり15日は何して遊ぼ?って考えていたら小山伏さんから「沢行こ!」ってお誘い。
 何で私が暇してるのん分かったん?って聞いたら「Taqさんがそない言うてた」だって。
 何でも知っているおっさんやなぁ〜。悪いことは出来ん(^^ゞ

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[日  時]2002年7月14日(早朝発日帰り)
[天  気]快晴
[メンバー]BAKU(会員)、小山伏(元会員)
[地  図]釈迦ケ岳、河合
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 前夜発はもうすでに私のカラダの中にはアルコールが入っていたので諦め早朝5時に迎えに行った。まだ寝てるのんとちゃうん?と思い「遠慮しながらもう着くよ〜」って電話をしたらすでにスタンバイ状態(^^)あとで聞いたのだが4時から起きて待っていたらしい。やはり年寄りは起きるのが早い!!
 途中コンビニでコピーやら買い物をして白川大橋を目指す。今日の谷はグレードが高いでぇ〜とかそんなら止めましょかぁとか話していると電光掲示板に「新伯母峯トンネルから上北山村河合まで通行止め」って書いてあるのが目に飛び込んできた。何でやろう?って運転しながら読んでみると大台で自転車レースがあるらしい。時間帯を見ると6時45分からと書いてある。
 えらいこっちゃ、この調子やったら間に合えへん(^_^;それからが時間との争い。対面通行の赤信号も無視し何とかトンネル手前を6時40分に通過することができた。喜んでいるのもつかの間、トンネルを抜けて数分走ると目の前にパトカーは停まっている。
 ん?この先、選手520名のレースが終わるまで行けませんって言う。何でや、ちゃんとトンネル手前を時間までに通過してるやろ〜。って言うてもあかんかった。もう30秒早く通過していたらここで1時間もロスタイムを作らんでもよかったのに〜。そうやあの大宇陀のコンビニのコピー機が故障してなかったらと思っても後の祭り。
 仕方ないので時間つぶしにレースを応援したり横を流れている北山川本流の流れを見たり。ここはいつもはこんなに水量多くないなぁって思っていると後ろの車の人が話しかけてきて今朝の1時から6時までこの辺り土砂降りの雨が降ったと言う。こりゃ沢登りするには危ないかな?って思ったが河合まではもうすぐなので取りあえず行くことにした。
 国道沿いに車をデポしして沢支度。この時小山伏さんのザックの中からボルトやハーケンが出てきた。今日はこれを使えるかも?とか言ってとっても嬉しそう。橋を渡ってお寺の横をすり抜け出合を探す。15分ほど池原貯水池の際を歩くと吊り橋が掛かっていた。ここが黒瀬谷の出合か(^^)
 天気予報は何を予報していたのか?と疑いたくなる程天気は最高。吊り橋を渡りきった所から入渓。


 最初はただの平流歩き。足慣らしに丁度いい。この谷の岩は黒くて迫力がある。だから黒瀬谷と名付けられたのか?朝の太陽光線に水面が照らされキラキラしてとても綺麗。ヘビが一匹こちらを向いていらっしゃいと微笑んでいるように見えたのは気のせいかな?

 「最初の核心部から始まるゴルジュ帯」

 大きな釜を持った15mの滝。ここまで来るとやはり水量が多いと感じた。滝口一杯にあふれんとばかりに水が落ちている。勿論直登は無理。
 釜のまわりを見渡しても岩壁に囲まれて登れない(^^ゞとは言えここで敗退するわけにもいかないので強引に右岸の登れそうなこ所を登る。ようやく滝口と同じ高さまで登ったがまだその上に壁が立っておりもう一発頑張らないとここを抜けられない。
小山伏さんがザイルを引いてトップで行くがランニングの支点がない。逆層の岩の上をトラバースしなきゃならないのでランニングなしでは怖くて足が出せない。
 ハーケンを1本打って岩からカラダを半分以上出して一つ目の難関を突破。その先もう1本ハーケンを打ち苦労付きで突破。ここでは20mザイル一杯使ってしまった。次はワタシの番。トップロープで確保して貰っていても足以外すべて外に身を放り出しての登攀はドキドキ。
 回収の為最初のハーケンを抜こうと思ってハンマーを出したがその必要もなく手で2〜3回クネクネしただけで簡単に抜けてしまった(^_^;と言うことは全く効いていなかったと言う事だった。2本目はちょっと効いていたなぁ〜。
 15mの滝の少し上まで登ってしまったので次の5mの滝が見える手前で沢に戻ろうとするがもうここはすでに凄いゴルジュの中。痩せ尾根を少し下った所から懸垂を強いられる。
 この下るときに木の根っこを掴んでいると私の後方からハンドボール位の石が12〜3個私の横をかすめて小山伏さんをめがけて転がって行った。その一つが右足の脹ら脛に命中してアウチ!!
 「大丈夫?」って呼びかけても手はピースサインを送っているが顔はこわばっていた。痛くて痺れているらしい。しばらく休んだら何とか歩けるようになったヽ(^^)(^^)ノ
 この5mをどうすればいいか?釜にかなり太い流木は突き刺さっている。小山伏さんは滑らないようにバランスを取りながらするすると滝口まで登ってしまったが水流が多くてそこに立ちこめない。ハーケン1本でも左岸に打てばええいやぁ〜って踏み出せるのだがこの水量では足をすくわれて滝壺へドボンってな事になりかねない。
 下から私が手で戻っ来てや〜と合図をしたら悔しそうに降りてきた。しょうがない、ここは右から入って来ている支流から進むとするか。そもそもここからが大変でこのあとはゴルジュに戻ることが出来ずにずっとずっと嫌らしい高巻きを強いられる事になってしまった。
 途中凄い勢いで流れているトユ状のナメ滝が見えたが降りれずどんどんと上へ追いやられた。まるでサルが急斜面を登っているような格好で(^_^;
 するとはるか下の方で25m程のすごいデカい滝が見えたので行けるところまで下って行った。ここで20mザイル一杯の懸垂をしたが滝はもっと下の方なのでこれ以上諦めて登り返した。普通ならザイルが必要な巻きも今日はフリー。途中何カ所も冷や冷やする場面もあった。
 高巻きもいい加減疲れてきて嫌になってきた。かなり下の方で滝音がするので45mのザイルを使い懸垂2回で沢に戻る。 ここからは先は谷は大人しくなり次に出てくる8mの滝の右岸を巻き上がるとゴルジュ帯は終わった。

 「二つ目のゴルジュ帯」

 一つ目が終わったと思ったらそれもつかの間また両壁が立ってきた。際どく淵をへつっていると小山伏さんがドボン(^^)V 気持ちよさそう。
 水流の勢いに押し戻せれながらも何とか突破。しかし水面に記録を取っていたボールペンがプカプカ浮かんでいるやないの(^^ゞ
 「小山伏さ〜ん、ペン水に浮いてるで〜」「あれ要らんのぉ〜?」「すまんすまん、飛び込んで回収してきて」って言うもんやから私も泳ぐ羽目になってしまった。
 泳いでみて分かったのだがこんな所でも以外に勢いがあるんやな。泳ぎ着いて目の前の岩を乗り越すのに水との格闘で意外と苦労した。両足を踏ん張るのだが足が取られ最後はええい!ってファイト一発。
 この先はゴルジュは発達してきて見ているだけでも怖い水量なので左岸に逃げて巻きにかかる。この巻きがまた嫌らしい。
 巻いていると遙か下の方に10m斜瀑が見える。この斜瀑一杯にあふれんばかりに水が流れていて凄い光景。その滝口も一杯で水があふれ出ている。
 そのまま高巻きをしていると仕事道に出てしまった。その道もかなり悪く丸太の橋が落ちていてそこから谷に向かって下降する。
 そこはゴルジュも終わってのんびりと歩いていると堰堤に出た。今日はここで終了。
 ここから高度200m上の稜線を目指してアルバイト後白川大橋を目指して3時30分にデポ地に着いた。
 稜線上は台風の影響か?秋空のような澄んだ青空、心地よい風が我々を迎えてくれ疲れた体を癒すことができた。

 途中河合の路地裏にある自販機でビールを買って小打ち上げってな事をやったのだがここのビール中途半端な冷えで全然旨くなかった(^_^;


ps.デジカメ忘れていったので画像はありません。


 

      


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