夏の終わりはいい天気!! 報告:たこやき
〜 木屋谷川遡行 〜
今年は、自分ちの引越しやらなんやらで、まともな沢登りをあんまりしていなかった。
お盆からは河原には行くものの、宴会ばっかりで焚き火だけは、思いっきり堪能したが職場は今年はクーラーがなく、とにかく暑いので、毎日水に浸かる夢ばかり見ていたような気がする......(^^;
そしたら、oba さんも31日あいてるでぇ〜〜〜ってことで、早速お出かけは決ったものの、他の人はみんな別のところへ出かけてしまった。
かくして、新たなる参勤交代にoba さんが加わったのであった(^^;
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【日 時】8月31日(前夜発日帰り)
【場 所】台高 木屋谷川〜国見山〜明神平
【天 気】晴れ〜!ちょっとだけ曇り
【地 図】大豆生(1/25000)
【メンバー】oba、たこやき
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最初は戸倉谷....と言っていたのだが、2人で登るってのはちと厳しいか....とお互いに行ったことのない木屋谷川に決定。
大宇陀道の駅で待ち合わせることにするが、今まで夜に一人で車で走ったことがなく、道はわかるものの、ほとんど車の通らないところを走っていると、ボ〜〜〜ッと、白い影とかがありそうでめちゃ気持ち悪い(^^;
無事到着して、2台で青田川発電所へ。
ここはトイレもあって、よく山屋さんが前夜泊地にしているところである。
天気予報は夜から朝にかけて雨....だったので、ちょっと宴会のあと、それぞれの車で寝る。
しかし空には☆が一杯だった(^^)
翌朝6時に起きると、めっちゃ晴れてるやんかぁ〜〜〜〜!
やっぱり日頃の行いがええと、こうなるんや....と一人納得する。
たこやき車で谷の出合まで行く。
すぐ後に、2台でやってきた人もどうやら沢登りみたいである。7:10出発。
ちょっとだけ先に入ったが、とっても早そうだったので、すぐに先に行ってもらう。
しばらくは、小滝が続く。
2条3m、2条5mのあと、小さいのが続いて、そのあと綺麗なナメ滝のあと、また2m。
特に苦労もなく、越えていくとワサビ谷との出合である。
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ここからはゴルジュになり、4m斜瀑のあとの15m斜瀑は右から巻いて、また気持ちよく小滝を越えていくと、ここでは一番大きな12mである。
みーとさんが言われてたように、左の壁にはトラロープがかかっているが先行していた2人組はザイルを出して大きく高巻いている。
けっこうな高度でトラバースがかなりやらしそうだ。
が、左も泥壁のあと、濡れたルンゼを横切って、また泥壁っぽい。
どっちを行くかなやむが、距離的にも短そうなので、トラロープを頼りに左側を巻くことにする。
oba さんが、ザイルをつけて途中の木でランニングをとって登っていくが、あんまりトラロープはいらなさそうである。
30mのロープが一杯になったところで、ちょうどビレイポイントがあったので、そこで確保してもらって登るが、見た目よりスタンスもあり、トラロープを保険代わりにするが、特に問題なくルンゼも横切り、後は木の根が一杯のところを登って12mの落ち口にすんなり出れた。
どうやら右を巻くよりこっちの方が簡単そうである。
この谷の核心部をなんとか越えて、ホっと一息。
8m斜瀑を越えると、また小さな滝が続くが、滝が小さいわりに、ここの釜はけっこう深い(^^;
さすがに胸まで浸かるのは嫌なので、きわどいへつりをしたりしながら登っていくと、奥山谷との分岐になる。
このあたりから、今年の雨のせいか、昔の台風のせいかはわからないが、倒木がけっこうあって、しかもすごいデカイ木が時々倒れていたりして水の力のものすごさを感じてしまう。
気持ちいいナメ滝を越えると、2段15mは滝を気持ちよく直登。
小さい滝もナメばかりで、ほんまに綺麗である。
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しばらく行くと、左から4段30mの鉄砲谷が入る。
登るのはちょっと大変そうやなあ〜と眺めながら、本谷を進んでいくと、またミニゴルジュ
2,3mの小さな滝がかかるが、チョックストーン滝でちょっと登りにくそうである。
が、なんとか右から行けるか???
oba さんがチャレンジ。
上にかぶった岩があって、それを乗り越すのに苦労するがなんとか上に乗っかってクリア。
シュリンゲを出してもらうが、ここはどうやら体が小さい方が登りやすいかもしれない。
立ちあがる時に、引っかかりにくかも(^^;
岩がかぶっているが、上に手がかかって、なんとかクリア。
この後は、小さな滝をかけるだけで、平流になっていき、水も少なくなり源流部の様子になっていく。
本谷を詰めれば比較的なだらかであるが、かなり行きすぎてもどらないといけなくなるので、国見山へ直接あがろうってな話になる。
が、直接上がる小さなルンゼのような支流は、けっこう傾斜がきつく、軟弱な我々は、本谷案をすぐに復活(^^;
しかし、もうちょっとあがるともう1本比較的なだらかな支流が入っているではないか。
本谷案はすぐ撤回。極力国見山に近いところを登ることになる(^^;
が、さすがに詰めになると、けっこう傾斜もきつくなり、ゼーハー言いながら登ると、支流はどんどん細くなり、どんどん立った急なルンゼとなる。
手がかり足がかりはあるが、ちょっと濡れていてやらしいと言うか、しんどい(^^;
なんとか、ルンゼをつっきるとどうやら支尾根のようだ。
地形図で確認して、稜線を右にたどると、なだらかな原生林の美しい斜面となり、国見山からの稜線に出た。
登山道をしばらく登ると、国見山山頂!11:50着
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写真をとって、お昼ご飯にする。
ちょっと雲が出ているが、展望もよく最高の天気!!
やっぱり気持ちええです。台高の山は!!
しばし休憩のあと、明神平へむけて出発。水無山の登りがちょっとしんどかったが、後は下るだけ。
えっちらおっちら下って、明神平でコーヒータイム。
あ〜〜昼寝したい!
が、そうも言ってられないので、1時を過ぎて出発。
木屋谷に沿った道はけっこうわかりにくい上に、わかりにくところにはテープがない。
ま、2回登ってるからなんとかなるやろ(^^;
と、下っていくが、新しい道なのか、左岸にずっとテープがついている。
もう右岸に渡っているはずなのにと思うが、延々と左岸の道である。
が、とうとう道がなくなってしまう。
本谷と奥山谷の出合のちょっと上あたりだが、どう考えてもおかしい。
しかし、前に対岸にあった道らしきものが全くない(^^;
谷に下りて対岸の偵察に行くが、やっぱりない。
仕方がないので、はずしていたハーネスをもう1回つけて
谷を下ることにする。
が、ちょっとだけ谷下りすると、右岸の方に赤テープと登り返す為か、下る為かはわからないが、ロープがかかっている。
3mほど登ってみると、どうやら道に出た(^0^)v
多かった雨のせいか、ちょっとやらしい道になっていたが、どうやら見覚えのある道のようだ。
しかし、ここから上の右岸の道はどうなってしまったんやろう?
どんどん下っていくにつれて、しっかりとした道になり、ちょっと休憩したりしながら、無事林道に3:30頃到着。
倒木とかもけっこうありましたが、原生林が一杯でナメもけっこうあって、ええところでした!
秋に行ったら、紅葉がすごいやろうなあと思いつつ、温泉に浸かるのであった......。