紅葉見物(槍沢上部) 報告:伊能
金曜夕方、土日の予定がポッカリ空いた。
ちょっと迷ったが、天気もよさそうなので贅沢に(飽きもせず?)一人で紅葉見物にでかけることにした。
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【日程】2008年10月4日(土)前夜発日帰り
【山名】南岳
【行程】
新穂高 4:30 白出沢 5:50 槍平小屋 7:15 肩の小屋 9:55(10:20)
南岳小屋分岐 11:20 天狗池 11:55(12:05) 南岳 13:40
槍平小屋 15:50 白出沢 17:10 新穂高 17:40
【メンバー】 伊能(単独)
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白出沢:同じようにMTBの人が二人 | 滝谷ドーム? |
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槍平小屋あたりの紅葉はいまいちだった | 飛騨沢中間部から中崎尾根と笠ヶ岳方面 |
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肩の小屋から大槍 | 槍沢の紅葉:これが見えたので降りて来た |
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これを見に来た(その1) | これを見に来た(その2) |
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天狗原上部の紅葉もよかった | 横尾右股の紅葉ははこれから |
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常念岳 | 大天井岳方面 |
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本日唯一のピーク:南岳 | 大キレット北穂方面 |
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南沢の紅葉もなかなか見事だった | 正月に雪崩れを起こした槍平西側の沢 地肌が露出している。 |
平日は深夜割引(3割)が夜10時以降も適用になり、24時の深夜割引を待つことなく、新穂高まで車を進め、仮眠。
4時起床、4時半ヘッデンをつけ自転車にまたがって出発。心臓のリズムは悪い。
無理はできず、平坦なところだけ自転車で進む。1時間15分かかり白出沢。去年の歩きより遅い。
自転車を藪のなかにデポ、歩き始めるが坂になると全くペースがあがらない。
もどかしく感じながら槍平の小屋に到着。パンを食べようとするが顔の筋肉が寒さで引きつって、口が動かない。霜が降りているのはわかっていたが、結構冷えているのを実感する。
長袖シャツとカッパを着込んで、出発。血流が少ないため、かじかんだ指先がなかなか温まらない。それ以上に足が動かない。もどかしい。山歩きを始めたころを思い出した。「焦らない、焦らない」精神鍛錬だ。
ただ、雲一つない青空が大いなる味方、稜線まで行こうという気にさせくれた。
去年より遅れること1時間近く、肩の小屋に着いたのは10時前だった。
南アルプスから富士山まで見えて、最高の展望の中で補給する。
さて、今からどうする??
登る途中、槍平小屋を過ぎたあたりの紅葉は赤くなる前に枯れたものが多く、今日は穂先まで登って引き返そうと思っていたが、肩の小屋の前から槍沢の見ると結構きれいな紅葉が見える。体調を考え、迷いに迷うが、最悪南岳の小屋に泊まればいい・・と妥協案を自分の中で作り上げて、槍沢を下ることにする。
この下り、近くに見えるがなかなかです。
やっと下った槍沢の紅葉は、ばっちりだった。なにより紅葉に映える青空がある。
続いての撮影ポイントの天狗池までの登りは、足がかなり動くようになった。
天狗池も珍しくカメラマンが少なくて、しばし逆さ槍を鑑賞。
横尾尾根までの天狗原の紅葉もきれいだった。
南岳までの登りは、体調がほぼ通常に戻り、自分の設定した時間内に南岳に到着した。で、泊らず下山することにする。
南岳は本日、唯一の山頂であったが、いくら好天とは言え、飛騨側からガスが沸いて、展望がいまいちだった。少し残念。
南岳小屋は素通りし、足場の悪い南岳新道を慎重に下り、4時前に槍平小屋着。泊まりの人に「今から帰ったら真っ暗だな」と言われたが、「大丈夫です。自転車がありますから」という言葉を飲み込んで、ルンルンで下山、5時40分、駐車場に帰ってきた。
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午前中体調が悪く、どうなることかと思っていたが、好天に助けられて紅葉見物ができた。
やはり山は天気です!!。