黄蓮谷、下部踏査? 報告:たこやき

 「 いきたい、いきたい、いきたい〜〜〜〜!」 と、ごねて、くどいて、念願かなって、ようやくこぎつけた黄蓮谷右俣遡行....のはずだったのだけど......

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【日  程】 8月12日〜14日(前夜発)
【山  域】 尾白川、黄蓮谷....下の方だけ....(^^;
【天  気】 12日、曇りのち雨、13日、曇り時々晴れ、14日、晴れ
【地  図】 長坂上条
【メンバー】 小山伏さん、BAKUさん、KUROさん、Taq さん、ぱんちょさん
       キンゴさん、たこやき
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 週間予報では、12日も13日もいまいちの天気。
 予定どおり、9時過ぎくらいに王寺を出発するが、特に渋滞もなく順調に 高速を走る。中央道を降りる頃から雨が降り出す。

 小淵沢駅には2:30頃について、KUROさんと合流。他にも何人かの登山者 が駅のベンチで寝ていた。すぐそばの道の駅につく頃には、本降りになる。
 幸先悪いな〜〜。車は一杯で雨やどりできそうなところもなく、別の場所を 捜す。

 もう少し先の、尾白川へ曲がる角の道の駅は、さっきのところより空いてる し雨宿りもできるし、何より何故かここは雨が降っていない!
 ほんのちょっとだけ宴会して、すぐに寝る。天気がよくないからか、妙に暖かい。

 翌朝起きると、雨が降った跡がある。山もガスっていて全然見えない。みんなもひとつ気分が盛り上がらない。
 それでもパタパタ用意して、車に乗り込み出発する。駒ヶ岳神社への道から別れて、尾白川林道に入るが、どこまで行けるんだろう?

 途中から地道に変り、ゲートが出てきて車はここまで。林道終点までは、ここから4キロほどある。雨もパラパラ降り出す。朝ご飯を食べて、9時過ぎに出発。林道が長く感じる。途中からは、道も崩れて、登山道のような林道に なったが、トンネルを3つ越えて、ようやく林道終点。10:30。

 ここから一気に80mほど川床へ向かって下る。踏み後はあるけど、めちゃくちゃ急で、最初から最後まで、ず〜〜っとトラロープがついていた。

 川床へ降りると、やっぱりアルプスの谷、明るくて開けている。上の方はガスがかかったままだが、なんとか天気も持ちそうだ。水は綺麗だが、黄色く見える....だから黄蓮谷なんかなあ?

 しばらく河原を行くと、立派なスラブの滝。廃道があると言うが、道と言うよりは結局は巻き道だ。危険なところにはトラロープがかかっている。
 この滝にも、左側の斜めのバンドにロープがかかっているが、下から見ると怖そうに見える。キンゴさんとぱんちょさんが、右側から巻いていったので私も巻く事に。だがしかし、落ち口に下りると、正解はやっぱり左のバンドだったみたいだ。落ち口を右岸へ渡渉するところが、流れがあってとってもいやらしい。

 シュリンゲを繋げて支点をつくっている間に、キンゴさんは強引に渡ってしまった。次に私がシュリンゲをセットして、1歩を踏み出した途端に、しっかり流れてしまった....(^^;
 それほど深くはないので、とりあえず引っ張ってもらってクリア(^^; 

 寒いと思っていたが、思っていたより水も冷たくない。

 美しいナメと、スラブの滝が続く。廃道は、どれも巻き道でやらしいトラバースには全部トラロープがかかっているが、人数が多いのと、いつもより荷物も重く、ついつい足を引っ張ってしまう(^^;

 鞍掛沢を過ぎ左岸を巻いて、また河原を行くと、噴水の滝が見えた。
 すご〜〜〜い!でか〜〜い!メインは右俣だが、下部にも立派な滝が一杯。
 
 右岸を巻いて、ワイヤーとかで下りたり、登ったり。噴水滝を過ぎると、見事なナメが続いていた。壁も何10mもあって、やっぱり迫力が違う。

 しかし、必死で歩いているつもりなんだけど、なかなか標高が上がっていかない(^^; この間、立派な滝が一杯出てくるのだが、相変わらず登るのに必死になってるもんだから、順番がわからなくなってしまう(^^;

 黒戸北沢を過ぎ、しばらく行くと先行者の焚き火の煙が見えた。ようやく黄蓮谷と、本谷との出合についた。ここですでにもう3時。
 今日はここまで。
  
 本谷の方が、広くて、明るくて、広〜〜いスラブになっていて、こちらの方が、立派に見える。

 河原からちょっと上がったところに、テントを張って、焚き火の準備。
 あちこちから、いつものように山ほど流木を集めてくる。焚き火の火もついて晩餐の準備をしていると、ポツポツと雨が降ってくる。空には雨雲がどんよりとかかっている。

 ご飯を食べる間だけでも、降らないで欲しいなあと思うが、本降りになったかと思うと、小止みになったり、嫌な天気だ。服がどっぷり濡れているので乾かしたいのだけど、降ったりやんだりを繰り返すので、いつまでたっても乾かない。

 そうこうしているうちに、とうとう本降りになってしまう。
 テントに引き上げ、宴会の続きをするが、さすがに疲れていて、7時頃には寝る事に。濡れたままインナーに潜りこむのはちょっと気持ちわるいが、気温も高いのか、寒くない。

 元気なキンゴさん、小山伏さん、Taq さんは、やみかけた途端にまた焚き火宴会へと突入。座ったまま寝ていたぱんちょさんも、途中で復活。しかし、雨はまたテントをたたいていた。

 翌朝、キンゴさんの「5時〜〜〜!」と言う言葉に、起される。

 きのう、時間がかかりすぎたので、今日中に山頂まで出るのは到底無理なので、どうするかで、色々と案が出る。

 他の人の報告では、奥千丈の滝上にもテン場がある....と言う事で、もう1泊そこで泊まって、山頂へ行こうと言うキンゴさん。絶対ダメです!と言う小山伏さん。

 他のみんなもちょっと疲れ気味。テン場が確実でないので、とりあえず5合目へ上がる道を探しに行く事に。

 雨に濡れたテントが重くなっている。担いでくれたぱんちょさん、KUROさんありがとうございます。

 みんなお疲れモードなので、準備もえっちらおっちら(^^;
黄蓮谷へ入って、しばらく行くと、先の方にドド〜〜〜ンと千丈の滝がかすかに見えた。

 すごい〜〜〜〜〜!
 近くまでいくと、きのうよりもう少し立派なテン場があった。木に登山道の札がかかっているが、そこから上には5合目にあがるような道がない。
 そこに荷物をデポして、行けるところまで....ってことで、千丈の滝そばまで行く。

 千丈の滝は3段になっていて、1段目を右岸から巻いて落ち口に立つと、その上もまたすごい。下の方は滑り台のようになっているが、途中からは逆層になっている。2段目を右側から巻くと、もうひとつ上にも大きなのが、かかっている。
 
 登山道はどうやら、この2段目のあたりから、上にあがっているようだ。
 
 相変わらず、上の方は雲っていて、ガスがかかっている。
 ここでまた、5合目へ上がるか、下るかで、意見が出るが、5合目までは500m近く登らなければならない....結局このまま、車をデポしてある林道へ下る事に。

 荷物のところへ戻り、休憩した後、きのう登ってきたところを、沢下りしていく。ロープはついているものの、やっぱりけっこう怖い。

 1箇所、登りは右岸を巻いたところを、左岸に道が続いていたので、そちらを下りていく。最後にはやはりトラロープがついているが、足がかりが何もないので、せっかくだからと、ザイルを出して懸垂しておりた。ザイルは結局この1回だけ使っただけだった。

 なんだかんだ言いながらも、下る方が早い。
 3時くらいには、林道から下った地点に到着。

 ここでまた、焚き火をとるか、ビールをとるかで、ワイワイガヤガヤ!
 ビールが勝って、急な登りを一気に林道まで。ズルズルの急な土の道だもんで1歩がなかなか上がらない(^^;

 ロープを掴んで、ヒーハー言いながら、ようやく林道についた。
 1時間ほどで、ようやく車のデポ地へ。なんかヘトヘト....。

 着替えて、尾白川渓谷のキャンプ場へ。
 高いかと思っていたが、一人800円で、焚き火もOK。おばちゃんがめちゃ面白くて、親切。バーベキューセットまで貸してくれる。
 
 みんな不完全燃焼だが、心地いいキャンプ場で、夜中まで盛りあがるのだった......。 
 
 アルプスの沢って、やっぱりデカイ!!そして、美しい!
 個人的には、反省点だらけですが、それでもアルプスの谷を覗けただけでも楽しかったです。

 でも、悔しい......。
 あれこれ考えて練習もしたけど、なあんかまだまだやな〜〜と思う事ばっかりでした......。 
 絶対、リベンジするぞ〜〜〜〜!



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