赤木沢遡行 報告:まじょっ子

 
 

【日程】H18年8月5日〜6日
【メンバー】あめのうお、アウタースキー、こと、まじょっ子(敬称略)
【行程】8/5 折立=太郎平小屋=薬師沢小屋(泊)
    8/6 薬師沢小屋=赤木沢=赤木岳=北ノ股岳=太郎平小屋=折立

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1日目、折立から太郎平小屋を経て薬師沢小屋。林道ゲートオープンを待つ車がどんどん増えてくる。今日の天気は快晴。雲一つない青空が広がる。駐車場が満車かも知れないので下に停め、少し歩いて登山口へ向かう。樹林帯の登山道は結構きつい目の登り。アウターさんのぼやきを聞きつつ、ゆっくりペースで登っていく。

 
 

ことちゃんは花の名前に詳しい。樹林帯をぬけ、お花畑の中作られた歩道を歩きながら、色々教えてもらった。チングルマ、イワカガミ、ニッコウキスゲは覚えた。後はまだうろ覚え・・・。

ヘルメットをぶら下げたパーティもいくつか有り。あしたの赤木沢は渋滞するのでは、と懸念もしながら、灼熱の太陽を身に浴びて登る。展望は最高。剣、薬師、白山がはっきり見える。

太郎平であめのうおさんとことちゃんから生ビールをわけてもらう。スーっと体に染み込んでいく。ラーメンは麺がモチモチしていても美味しい。でも13時までしかやっていない。十分休憩してから薬師沢小屋へむかう。

高層湿原が終わるころ、水音が聞え始める。第一渡渉点についた!光輝く水面を眺めながら休憩。元気を取り戻して、再び歩き始める。ムシトリスミレやモウセンゴケという食虫植物とも初めて出会う。

第三渡渉点で出会ったお嬢さん。ナイロンのビニールナップサックという身軽な様子で、小屋までの時間を聞かれた。30分くらい、と答えると、さっきもそう言われたとのこと。いずれにせよ、間もなくということに間違いない。実際、暫く歩くと小屋の屋根が見えてきた。

荷物を置いて、河原で宴会。3人もいると、あっという間に1リットルのビールは空っぽ。17時からの晩御飯を15分ほどで食べ終え、めいめい河原などで食後の休憩。石の上でもお昼寝ができる事を発見した。思ったよりも小屋は空いていて熟睡。明日は早起きだ!

5:10素行開始。黒部川の水は冷たい。足がしびれる〜(^^ゞずっとこんな冷たい水の中を歩くのかと、ちょっと不安になりながら、まずは左岸を歩く。

右岸に渡りそのまま笹の中を巻いていると声が聞こえてきた。前を行くパーティが、一部はそのまま右岸をヘつり、一部は左岸へ渡ろうとしているところだった。右岸のへつりについては、残置のシュリンゲがあったがなかなか厳しそう。一方、川を渡るにも流れがきつく、シュリンゲを使いながら慎重に渡っていた。もちろん我らも左岸へと渡る。シュリンゲ無しで慎重に足を運ぶが、ちょっとずつ下流に押されていく。水の流れは侮りがたし!そしてやってきた、赤木沢への出会い。左岸をへつっていよいよ赤木沢だ!

青い空、森林の緑、そして光り輝く水面。感嘆するような景色が広がる。美しい滑と、階段状の滝が次々と現れる。黒部川と違って、水の冷たさが気にならない。シャワークライミングを楽しみながら遡行を続ける。ちょっと泳いでみたくもなるが、後で『寒い!』となりたくないので自重。

 
   

連漠帯をいくつか直登して正面に大きな岩壁が見えてきた。5Mの滝を登って右を覗き込むと、30Mの大滝だ。ここでバンダナショット。

この大滝は左を高巻き。アウターさんが上のほうへと登りすぎたが、迷子になる前に戻ってこれて良かった。大滝の上部5Mの滝の上を横切る。端っこまで行って下を覗き込むが、迫力ある高さに冷や汗が出た。丁度大滝の下を単独行している人がいたので、『ヤッホー』と呼びかけるが、恥ずかしがり屋な私とことちゃんの小さな声では気づいてもらえない。

 
   

2股に分かれ、右股を赤木岳に向かって進む。この頃、先ほど大滝の下にいた人に抜かれてしまう。どんなスピードであの滝を登ってきたんだろう、すごいなと感心。

その後、更に右股を進む。そろそろ流れが細くなってきた。勿体ないので無理やり水の流れている中を進む。と、先ほど抜いていった人がまた後ろからやってきた。聞くと、赤木岳直下に出るつもりで左股を進んだけど、GPSでおかしいと思って戻ってきたという事。『大学のサークルですか?』と聞かれて、何と言っていいかしばらく考えてから『社会人のサークルです』と答えた。(標準語だったから、囲炉裏が分からないかも、と思った)。私たちを見て『学生』と思うとは、なんとも嬉しい事だ。

後ろを振り返ると、水晶や野口五郎が見える。沢はどんどん細くなってくる。源流を詰めていくと雪渓に行き着くと思っていたが、途中伏流となって、地表に現れれば地中に潜るという流れがいくつか繰り返される。しかし、源流の水は癖がなく冷たくて美味しい。下山用にペットボトルを満たす。

 
   

ヒィヒィいいながらガレ場を登り、お花畑にたどり着く。『ごめんね』と断った上で、お花畑で靴を履き替え、ビールとコーラで乾杯。本当はアルプスの少女ハイジの歌を歌うつもりだったが、アウターさんは疲れて歌ってくれなかった。代わりに『美味しい』を4重奏で叫んでみた(←若干不協和音だった)。

折角なので、赤木岳のピークを目指す。ピークハントして満足し、北ノ股岳へ向かうが、途中の稜線上に赤木岳の三角点が。私たちが赤木岳だと思ったのは無名のピーク?!赤木岳に対応するように、黒木岳(仮称)と呼ぶ事に決めた。北ノ股岳を通り、途中太郎山のピークも踏み、再び太郎平小屋へ戻ってきた。ラーメンの時間に間に合わなかったので、生ビールとカップラーメンで小休止。

後はひたすら、ゲートが閉まる前に林道を抜けれるように折立を目指して下山。無事17:30に登山口に到着。沢中では快晴、下山は若干雲がかかって直射日光を浴びなくてもいい好環境の遡行であった。

リーダーとして先頭を進んでいただいたあめのうおさん、企画立案のアウターさん、有難うございます。お二人には往復の運転もずっとしていただきました。また、ことちゃんには花の名前を教えていただいたり、シャワークライミングできるよと誘っていただいたりしました。

また次回、良い沢登を一緒に楽しみたいです!

 
 

 



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